こんばんは、お嬢さん。
ひとりぽっちでどうしたのかな?星は確かにきれいだけれど、もう夜も遅いよ、窓辺は冷える。こんな夜中に窓からボンソワってする兄ちゃんを許してくれな。だってあんまり急いでたもんだから、兄ちゃん飛んできてしまったんだよ。ほんとうだよ。実は今まで黙ってたけど、兄ちゃんはほんとは空を飛べるんだ。嘘じゃないよ、本当さ。あんまりさびしい静かな夜で、ついさっきまで、兄ちゃん仲間と飲んでいたのだけれど…ああ大丈夫、酔っ払ってなんかいないし、ましてやあいつらのことは、気にしないでよろしい。あいつら子分と弟の話ばっかりで、俺は退屈していたとこなんだ。それであんまり静かな寂しい夜で、窓の外を見たよ。青い空に星が出ていた。スピカがひとつ、きらきらきらきら…。
それで兄ちゃん、気がついたらに会いたくなってここまできたよ。飛んできた。もそうならいいのになって思うよ。だから泣くのはおよしよ、な?
ん?なんでわかったかって?そりゃ。、俺はみんなのフランシス兄ちゃんだからね。わかってしまうのさ、かわいい誰かさんが泣いてたらね、。とくにかわいい誰かさんのことになるとね、うん、そりゃあ、よくわかるもんさ。
さて今日はもう終わりかけだけれども、この夜は兄ちゃんを貸切にしてあげよう。なにしたっていいよ。枕にしても、話し相手にしても、ハンカチ代わりにするのもいい。サンドバックは勘弁して欲しいけど、もちろんエッチなことはしてもいいよ。やあごめん、冗談冗談。兄ちゃん今日はほんとうに、が泣かないようにきただけなんだ。
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