ちょっと待とう。ちょっと待とうか。落ち着こう。そうだ落ち着こう。息を吸ってー吐いてーもっかい吸ってー吸ってー吸ってー吸ってー飲み込んでー「ごほげほごほっ!」
「あーあーあー、まったくお前はなにやってんだ。ほれ水。」
「あーどうもありがとう…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「いやいやいやいやいやいやいやちょっと待て!!ちょっと待てええええい!!!」
「いや待つも何も何もしてないんだけど?」
「いいやまずそのニヨニヨ笑いを止めなさい!そしてなんで!なんでここにいるのなんでフランスがここにいるの!?」
「え…?ばっか、お前…そんな野暮なことを聞いちゃいけないだろ?」
「野暮ってなんだアアアア!とりあえず出て行け!状況を整理するから出て行けええええ!」
「いや、出てけっつわれても、ここ、俺の部屋だしなあ?」
フランスが笑っている。ニヤニヤ笑っている。私の腰に手を回してやけに顔が近いぞコノヤローニヤニヤすんなととりあえず手をつねってどかせる。おい、どういうことだ。いますぐ誰か15文字以上10文字以下で簡潔かつ丁寧に私に説明しろ。今は朝だな。朝だよ。ここはフランスのお宅です。どうもお邪魔してます。そしてお隣にフランス。目覚めればフランス。私のお隣にフランス。無駄にセクシーなフランス。おまえ白いワイシャツはおってるとかほんと無駄にセクシーだなおい。おい。どういうことだ。誰か説明しろ。
「どういうことですかこのやろー。」
「いててててててほんと痛い!…ったく酷いなあは。昨日はあーんなにかわいかっ「うわああああああああああああいやだああああああああああ誰か嘘だと言ってくれええええええええええええええええええおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
はっはっは、と無駄にきらびやかな笑い声を上げながらフランスが立ち上がる。黒か。ボクサーパンツだなどと無駄によいお尻をしている。そういう問題ではない。
「待ってろよ、今朝飯作ってやるから。俺の飯はうまいぞー?」
「いっやいやいやいやいやそんなはずはないそんなはずはない落ち着け、落ち着け、3.145926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937…」
「落ち着け落ち着け。まあゆっくりしていけよ赤頭巾ちゃん?」
ジーザス!ちょ、誰か説明しなくていいから時間を戻してくれ!
Soyez prudent le loup!
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