20070925~20080329
My world's Observer!(ヴィンセント)
no title(双子と名解説者)
会話集(TOA)



























しかし変だ。何が変かといわれると何が変なのか分からないが何かが変なのは間違いない。おかしい。普段と何も変わりはないはずだ。クラウドはエアリスとティファに挟まれている。ユフィは相変わらず酔いが酷く、うえっだのぼげぇだの妙齢の女性にあるまじき悲鳴を上げている。シドとバレットは将棋をしているし、とレッド]Vはふたりでなにか話している。いつも通りだ。なにも問題はない。
ではいったいなぜこんなにも違和感を感じるのだ?
なにかがおかしいなにかが足りない。
(…なにが?)



(あー、なんか考えてる。)(うん。本当だ。なにか考えてる。なんだか不機嫌そうだよ?)(うーん、なんか怒って、る?)(怒ってるのかなあ?…あっ首かしげた!)(…なんか悩んでいる。)(うん。なにか悩んでるんだ。あっほら!また首、傾げてる!)(なんか一生懸命だなぁ!かっわいいな!)(でもヴィンセントっていつもなにか考えてない?オイラそんな気がするんだけど。)(…言われてみると。)(だよね?)(…むっつりスケベなのか?)(えええ…!(そうだったのヴィンセント!))(根暗だから…?)(…。(ごめん、オイラなにも言えない。)あっほら首傾げてる傾げてる!)(なんかもうすっげいらつくんだけどでも同時にかわいくなってきた!)
「おおーいヴィンセント!!!なにこのいい天気に真昼間っからシケた面晒してんだコラア!!湿度上がってんぞこのむっつりー!かわいいぞこらー!」
「わあ待ってよ!」


「…。」
(そうだいつものようにが絡んでこないのだ。)
「え?なにそのぽかんとした顔は。」

*

「え?なになになに無表情で頭なでないで怖いよなんか怖いよ無言の圧力をかんじるよえっむっつりとか言ってごめんて…!!!」



My world's
Observer!

(ナナキとヴィンセント観察)


























今日もウィーズリーさんとこの双子は見事にハモる。
「「!膝枕ってすごく良いと思わない!?」」
「またなんの脈絡もない!」
「いやなについさっき思いついたんだ!」
「なにせ膝枕は男のロマンだからね!」
「ロマンねえ…。」
膝枕をなめちゃいけないよ!」
「そうだよ想像してごらんよ!」
「…(想像中)………おおー…なるほど、いいなあ…。よし、やれ!」
キラリと歯を見せたにすぐさま双子がぶーたれる。
「違うよー!」
がするんだよー!」
「ハア!?ふっざけんな!テメエらはげろ!おいリーこっちきて私に膝枕をなさい!」
「テメエがふざけんな!」






















*


















「はいはーい!質問です!」
「はいアニスちゃん。」
の譜術使うときの、…――っそいや!とかはっ!とかんどりゃあああ!とかウオラアアアア!って。なに?」
「気合いです。(にこー)」

*

「はいはーい!質問です大佐ぁ!」
「はいなんですかーアニース。」
「譜術って気合いでどうにかなるもんなんですか?」
「…気合いの程度によるんじゃないですか?(にこー)」




「あーもう超お腹すいた限界だ死ぬ死んでしまう餓死してしまうふは、ふは、ふははははははは!!!」
「しっかりしろ!!!」
「あールークはいい子だね、そのまままっすぐ育つんだよ…いかん、最後に美味しいお肉をこれでもかと食べたかっ、たガクリ。」
ー!!!」
「ルーク落ち着け死んでないから!」
「そうそうガクリって今こいつ自分で言ったからなあからさまに死んでないからな。(あっはっは)」
「…ちくしょう一国の王が客に菓子のひとつも振舞わんとはなにごとー!ちょっともうほんとお腹空いたんですけどそこの軍人さん!」
「生きてた!」
「おや?それは気が回りませんで申し訳ない。」
「ほらな。生きてるって。」
「ルークお前やっぱりおもしろいなー。」
「…。(こいつら食いもん出す気ねえな!)」

プギー。

「…ねえ、ティア、ブウサギってころころ太ってきっとジューシーでおいしいんだと思うの。ナタリーもそう思うでしょう?」
「えっ!(そ ん な!)」
「…そうですわね確かに美味しそう…かもしれませんわね。」
「えええっ!(そんなこんな可愛いものを食べるだなんてゆるせないでもそうね確かにころころ太ってお腹なんてああもう触るだけでふにふにーのぷよぷよーで超可愛い癒されるってかんじでそうねたしかにジューシーよねきっと良いもの食べさせてもらってるし…)ってなにかんがえてるのよ私の馬鹿ァ!」
「…。(なにを考えてるか駄々漏れだよこの子。)」
「アニスちゃんもーもうお腹ぺこぺこー耐えられなーい!」
「おうおう奇遇ねちゃんもよー?おいしそうよねー…ブウサギの丸焼き。」
「ブウサギの丸焼きぃ〜!」
「ブウサギの丸焼き…?」
「ブウサギの丸焼き。」
「おや斬新ですねーブウサギの丸焼きとは。」
「丸焼き…??ブウサギの?」
「ブウサギの。」

「…あーそこのメイド、すぐ食事を準備してきてもらえるかな?そうお肉たっぷりジューシーなやつだ。 い ま す ぐ に 。」
「…へっへっへ、最初から素直に出せばいいものを。」
「チクショー!もうお前ら俺のブウサギさんをそんなやらしい目で見るな!」
「えーだってほ・ら、お腹の辺りとかぷにぷにでおいしろうじゃな〜い?あ〜は〜ん?」
「ええいブウサギさんに触るなけがらわしいー!」

「…。(一国の主によってたかって飯たかる集団なんてここだけじゃないのかしら。)」




「ガイー!!!ガイらルっガイーあー(忘れた)なんちゃらかんちゃらガイーーー!!!てめっ!でてこいコラー!!!」
「うわっなんだよどうしたんだよ…ってルーク!!?」
「うわっじゃねえお前ほんとどんな教育してきたんだよ信じられない信じられないよ私は!!!」
良いから早く暖炉に当ててあげないとルークが死ぬわ。」
「おおっとそうだった死ぬなルーク!寝たら死ぬぞルーーーーク!!!てめぼさっとしてないで毛布もってこいコラ!」
「(ヒィ!)わっかりましたー!」

*

お疲れ様でした。重かったでしょう、ここまで彼を引きずってくるのは。」
「いやー重い云々以前にこの雪国で水着でガタガタ震えて真っ青な顔して、よう…(ガタブル)、って言われたときほど疲れたことはないわ…。」
「…。(にこにこ顔のまま固まっている。)」
「あー思い出したら腹たってきた!ガイ!あんたちょっとここに座りなさい!正座よ正座!ああ!?なにが俺が育ててきました☆じゃふざけろコノヤロー!極寒の国で短パンいっちょの危険性も知らず雪にはしゃぐ、これ如何に!これ如何に!!?」
「すみませんでした…。」
「ああ?すみませんで済んだら自警団もなにもいらねーっつの聞いてんのかコラ!」
「はい。」
「どこをどう教育したら雪国で水着!?雪国でタオラー!!?甘やかして育ててしまいましたなんて言い訳通用すると思ってんのか上等だコノヤローふざけろ!」
「申し開きのし様もございません…。」
「当たり前じゃ!」

「…。(完璧にチンピラだわ。)」