2007/05/06/あとがき

ゴドリックのシリーズです。ゴドリックと言い張ります。ずっと書き溜めていたものを実家に帰ってもってきましたのでまとめてアップ。いろい捏造もいいとこですねー。申し訳ない。でも楽しかった。
ハリーゆうじょうしゅつえん!笑
ヒロインとゴドリックは、もう男女をこえた所にあるんだと思います。或いはそういう領域にたどり着けない未発達な子供のままの位置にあるんだと思います。互いのしあわせを願えておくりだせるのってすてきだなあと漠然と思います。そのもやもやっとした思いが、こんな話になりました。
爪草の丘は彼らに取って流刑地であり故郷であり楽園であり避難場所であり思い出であり墓標であり死後の世界であり、いつか帰るところ、ふたたび巡り合うところです。愛する人、といついつまでも共にある人常に心にある人ずっとあいしている人、は別なのです。どちらも大切で、でも、いつか必ず帰るのは後者のところです。それはこの話の二人には当然で当たり前のことなのです。
梨の木がいっぽん立っている、爪草の丘。黄金の森の真ん中。そこに住む魔女。端々にいろいろ言葉をいれておきました。断片を拾って、なにがあったのかしら、って考えるのもおもしろいんじゃないかなと思います。創立者四人がどうやって揃ったかとかも、考えはしましたが、書くのは止めておきました。彼らもまた、魔女と爪草の吸引力に救われ巻き込まれただけの、ただの子供たちなのですから。

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